
「空の狼」は、20世紀最高のスーパーヘリコプター
〜AIRWOLFの魅力〜
(2005/6/16 加筆・修正)
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日本でのテレビ放送が終了して早17年。壮大なスケール感を持つこのドラマは、未だもって色褪せない魅力を持っています。しかしながら時は進み、このハイテクメカムービーさえも知らない世代が、おそらくこの先増えていくだろうと言う危機感から(もちろんこれは「ナイトライダー」にも言える事だが)改めてこのテレビムービーの凄さと面白さとを伝えなければならないと思い、勝手ながら自分のHPにおもいきってエピソード紹介コーナーまで作ってしまいました。 「エアーウルフ」は、1984年から1987年にかけて、アメリカCBSテレビで放送されていた人気テレビムービー。驚くことに、この壮大な作品は、当初、誰しもが映画だろうと信じて疑わなかった。しかし実際、これがテレビで毎週お茶の間に流れていたのだ。アメリカとは、なんてスケールのでかい国なのだ。こんな壮大な作品をいともたやすくテレビシリーズ化してしまうなんて・・・。もちろん、この成功は、プロデューサーのドナルド・P・ベリサリオの手腕によるものであり、一重にプロデューサーと言う肩書きだけで、これほどのドラマを実現させてしまったのだから、今となっては信じがたいものだと思います。また、優秀なスタントマン達のおかげで、迫力のある実写映像の数々を映し出す事ができたのも、成功した要素の一つでしょう。この「エアーウルフ」放送当時のアメリカでは、それと同時刻に別のチャンネルで同じヘリコプターを扱った「ブルー・サンダー」が放送され、視聴率競争でしのぎを削りあっていた。残念ながら「ブルーサンダー」は、1シリーズで姿を消し、「エアーウルフ」が勝利を収めた形になった。テレビシリーズの「ブルーサンダー」は、キャストが大幅に変更され、また話も映画ほどのスケール感はなくなってしまい、魅力が半減してしまったのが、残念だ。登場人物の個性、そしてそれを演じるキャスト、ストーリー、テーマ音楽、そして「ベル222」と言う高速ヘリをベースに作り上げられた「エアーウルフ」機のデザインとその戦闘能力、その全てが、「エアーウルフ」の方が勝り、魅力的な結果だったということでしょうか。
こんな超ハードなストーリー設定を二十数年も前に作り上げているアメリカは、ほんとに凄い。まさに映画大国だ。何度も言うように日本では絶対真似できないし、こんな題材の映画を実写で撮影しようと言う監督は、まずいないだろう。しかし振り返ってみると、昔日本にも偉大な監督がいた。様々なSFシリーズや「ウルトラマン」シリーズを手がけた円谷監督。円谷映画全盛の頃の日本映画は、国産の軍艦や、軍用機が登場した映画がたくさんあった。もちろん、それらはほとんどミニチュアであり、実物を使って撮影することはまず在り得なかった。しかし、当時まだSFタッチに見慣れていない人々は、円谷映画の魅力にはまり、ミニチュアのアクションを堪能した。残念ながら僕自身は、「ウルトラマンシリーズ」を再放送でしか見る事ができなかったが、それでも夢中になったのを覚えている。80年代に入ると、戦隊ものや、「ロボコップ」のモデルにもなった「宇宙刑事シリーズ」と言った特撮アクションが全盛になり、それらには必ずや独特なデザインの戦闘機が登場していた。もちろんそれらは、当然の事ながら全てミニチュアが主体になっている。しかし、「エアーウルフ」は違った。登場するヘリや戦闘機がほとんどすべて実物なのだ。もちろん「エアーウルフ」の中にもミニチュアは登場している。しかし、「エアーウルフ」が他のヘリや軍用機と飛行パフォーマンスを繰り広げるシーンは、全て実写。ここがすごい所だ。もはやこの手のアクション映画の特殊な撮影は、全てCGが主体になってしまい、見た目には、本物に見えても、実は全てそれらが作り物だって事が後からわかると、確かにそのCGの出来栄え良く見えても、物足りなさをいつも感じてしまう。(この間「エアレース」と言うテレビ映画をレンタルして見たのだが、飛行シーンは、見事にCGばかりでげんなりしてしまった…)CGである事がはっきりわかってしまうと、もうその時点で話に溶け込めなくなるのだ。そう言えば、ここ最近日本でも「守ってあげたい」と言う映画に、台風災害の場面で、陸上自衛隊が所有する「AH−1」や「UH−1」などのヘリが登場していた。もちろんそれら実写だが、戦闘シーンなどあるはずもない。 ハリウッドの歴史を辿ると、70年代前半にブームになったパニック映画全盛の頃に「エアポートシリーズ」が登場している。そのスカイ・アクションの映像描写も当時としては、画期的で見事だった。しかし80年代、そんな成功をあざ笑うかのように、次々と新しいスカイ・アクションムービーが登場する。1983年に公開された「ブルーサンダー」である。 ガゼルと言うヘリをモデルに作られた通称「ブルーサンダー」と言うヘリが、都会の上空で派手な戦闘シーンを展開している。当時まだCG技術などあったわけでもないのに、その迫力ある戦闘シーンの映像の素晴らしさには、感動の一言。なぜ感動するかと言えば、これがすべて、偽りのない本物のヘリで撮影されているからだ。 これをヒントにさらにスケールアップして登場したのがこの「エアーウルフ」。エアーウルフでは、当時アメリカと敵対していたソビエトや、カナダ、アフリカなど世界をまたにかけた壮大なエピソードが散りばめられ、F−4や、F−15、16、シーハリア、はたまたミグ戦闘機やB25やB52爆撃機など、アメリカの伝統ある戦闘機や戦闘ヘリが次々と物語に登場し、エアーウルフとバトルを繰り広げている。
豪華キャストにより生まれたコンビネーション パイロット・ホークの恩師で親代わりのドミニク・サンティーニを演じるのは、アーネスト・ボーグナイン。この人、意外や1955年に主役を演じた「マーティ」という映画でアカデミー男優賞」を受賞している。その後、いろんなジャンルの映画に次々と出演。西部劇「ワイルド・パンチ」や70年代パニック映画の黄金期を飾った「ポセイドン・アドベンチャー」「北国の帝王」など。あの独特の笑い方と、その存在感は、往年のスターの風格そのものと言った感じで、彼のユニークなキャラクターがドミニクにも吹き込まれているようです。 左眼のアイパッチと白無垢衣装がトレードマークのマイケル・アーク・エンジェルを演じるアレックス・コードは、アメリカで数多くの映画やテレビシリーズに出演している。彼の存在も、「エアーウルフ」には欠かせない。ホークとは、時に敵対する仲のアークエンジェル。彼もまた冷静沈着でマイペースな個性の持ち主。アレックス・コードは、まさにアーク・エンジェルそのものであり、ユニークな存在感の持ち主だと思います。 |
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